DirbatoではDEI(Diversity, Equity & Inclusion)の取組の一環として、定期的にキャリア座談会を実施しています。今回は日々育児に奮闘するパパ・ママ社員に、「仕事と子育ての両立」と「家庭内での役割分担」をテーマに自身の悩みや意見を語ってもらいました。
「女性ITコンサルタントとして働くママ達が編み出したパワフルな両立術」、「夫婦喧嘩が減る?家庭内での上手な役割分担方法と家事・育児への心構え」、「パパ・ママ社員が今後作りたい社内の子育てフォロー制度」等、各グループで語られた内容をご紹介させていただきます。
働くママ達の仕事と子育ての両立について
働くママ3人のチームでは、仕事と子育ての両立について意見を交わす中で、忙しく働くママならではの仕事と子育ての両立術3点を挙げていました。ママ社員が子育てをしながらITコンサルタントを続けられる秘密は一体何なのでしょうか?
〈Aチームメンバー〉
Aさん:マネージャー、3歳のお子さんを持つママ。
Bさん:コンサルタント、2歳のお子さんを持つママ。
Cさん:コーポレート、1歳半のお子さんを持つママ。
C:子供が熱を出したときの仕事との両立が本当に大変ですよね。保育園によっても体調不良時のお迎え基準が違ったりもします。
A:保育園に入園して最初の一年は特に風邪を貰いやすいですからね。
B:多くの保育園は解熱後24時間登園ができないため、24時間の間仕事を休むか、もしくは子供の世話をしながら少しでも働くかという選択肢に毎回悩まされます。
A:休みを取って看病できればいいのですが、毎月何度も休みを取る訳にも行かないですしね。
B・C:でも、仕事をしながら子供のお世話をするのはほぼ不可能ですよね…!
B:Aさんはマネージャー職ですが、両立は大変ではないですか?
A:多少加減して頂きながら働いてはいますが、この夏にPJが炎上した時はチームを手伝う時間を取るのに苦労しました。うちの子は夜寝るのが遅いので夜は全く稼働できず、朝早くにに起きて仕事していました。
C:夜中~朝にかけての時間で挽回するのは一つの手ですよね。
A:マネージャー職として働くメリットは、自分で作業するよりもレビュー側にまわることが多くなったことです。子供が体調不良の時は日中に会議だけ出て、早朝に残りの仕事やレビュー作業をすることもあります。
C:Aさんは今の案件に参画されて長いですよね。そうすると、Aさんはこういうサイクルで作業や調整をされているなというのをメンバーが覚えてくれるので働きやすくなりそうですね。
B:Aさんのチームはメンバーも多いので調整もしやすいですよね。
A:はい。早退しなければいけない時にはメンバーに作業の指示だけして帰る、なんていう時もあります(笑)。
B:欠席したMTGも議事録を見返せばキャッチアップできますしね。仕事と子育てをとても上手に両立されているように感じます!私は時短勤務からフルタイム勤務にシフトしていきたいと思っているのですが、今子供が通っている保育園は18時以降の延長保育料金が高いので転園も考えています。その場合転園手続きも大変ではあるのですが…。転園時に発生する慣らし保育の間、仕事はどうする?等も悩みどころです。転園も視野に入れて、来年は延長保育も上手に使って両立していきたいです。
C:保育園によって体調不良時の登園ルールや延長保育等のフォロー制度の充実度が違うので、ご自身の働き方に合わない場合は他の保育園を見てみるというのも一つの手ですね。
◆ママ社員が実践している仕事と子育ての両立術3つ
・子供が寝ている時間がチャンス!夜や早朝にも仕事の時間を捻出する
・自分のフレキシブルな働き方をチームメンバーに知ってもらう
・保育園のルールと自分の働き方が合わない時は保育園の転園も考えてみる
働くパパ・ママ達が思う家庭内での役割分担について
働くパパ・ママ4人のチームでは、役割分担はすべきか?についての論点やストレスを溜めない家事・育児への向き合い方について意見が挙げられていました。
〈Bチームメンバー〉
Aさん:マネージャー、3歳のお子さんを持つママ。
Dさん:パートナー、2歳半のお子さんを持つパパ。
Eさん:シニアコンサルタント、2歳半のお子さんを持つパパ。
Fさん:コンサルタント、1ヶ月後に奥様が出産予定のプレパパ。
F:テーマは「家庭内での役割分担について」なんですが、役割を決めてしまうと責任がどちらかにはっきり決まってしまうので、役割は決めすぎない方がうまく行くのではないかと思っています。
A:それは大きなポイントかもしれませんね。役割を決めて相手がその家事をやっていないと、それが原因で喧嘩してしまうこともあると思います。
E:役割を決めないとよく気づく側ばかりが家事・育児をしてしまっている、なんていうことになりそうですけど皆さんのご家庭は上手く分担できていそうですね。
D:1日の進行は決まっているので、気づいた人がやれば全体の進行としては進むしやるべきことは終わるという考えで家事をしています。全てのタスクが終わればOKという観点です。役割を決めることで相手の役割が消化されておらずに全体の進行が進まないことの方が問題だと思っています。子供が育ってくると、その時々でママが良い、パパが良い、という時期もありますよね。柔軟に役割を交代して補っていくことが重要だと感じます。役割分担でいくら悩んでも、子供がパパを好きでいる期間は10年くらいです。パパ側の賞味期限は短いので子供がこっちを向いてくれるのはあと10年しかないと思えば、役割分担で悩んでいる暇はありません。
E:うちは役割をはっきり決めている分、「よく気づく側ばかりが家事・育児をしてしまっている」というストレスが起きづらいです。家庭によって正解は違いますね。
A:なんで私ばっかり家事やっているのだろう、と思ってしまった時も正直ありますが、私は仕事を例にして考えることが多いです。社内で同じ職位でも能力は人それぞれ違うので、できる人が多く仕事をするのは仕方がないこと、と思えますよね。「私の方が仕事早い!」と思うと溜飲がさがります。
F:そもそも分担しなければいけない役割自体を減らすことも重要そうですね。うちは最近妻の出産に向けた準備として、家電を購入して必要な家事の数を減らしました。いまメインの家事は料理と食器洗いくらいまでに減りました。
A・D:それは良いですね!アドバイスをするなら、食洗機とドラム式洗濯機はマストです!
◆パパ・ママ社員4人が提案する、ストレスのない家事の分担方法3つ
・夫婦内で役割分担を決めず、柔軟に協力して確実に毎日の家事をこなし、子育てを楽しむ
・もしくは夫婦内で役割分担を決めることで片方に家事負担量が偏ることがないよう工夫をする
・便利な家電を購入して必要な家事の数を減らす
◆役割分担で夫婦喧嘩するその前に!ストレスを溜めない育児・家事への向き合い方3点
・役割通りに家事の分担ができなくても、全ての家庭内タスクを終わらせることが一番大事な目的だと考えて相手に協力する
・子供と過ごせる時間は短いので、今しかできない貴重な子供との時間を楽しむ
・家事育児の負担量が多い時は、仕事を多くこなせる自分を褒めてポジティブに思考転換してみる
社員が今後作りたい!社内の子育てフォロー制度について
また、他のチームでは社内に作りたい制度として、下記のような意見を述べていました。
・パパ・ママ社員向け情報の充実度アップ。
今回のような子育て座談会の風景や、国が新たに定めた子育て関連の補助制度等を社内で情報共有して新たに子供ができた社員に案内する、というような事ができると新しくパパ・ママになる社員が出産・育児に備えたヒントを効率的に収集することができるのかなと思いました。
・社員同士での子供用品のおすそ分け
不要になった子供用品を中古品売買アプリで無料譲渡することがあると思うのですが、それをDirbato社内でできたら多くのパパ・ママ社員が助かりますし、パパ・ママ社員同士のつながりも増えて良いのかなと思いました。
座談会を終えた皆さんから感想を伺いました
また、他のチームでは社内に作りたい制度として、下記のような意見を述べていました。
D:仕事と子育ての両立については、ITコンサルティング業界ということもあって参画先のプロジェクトやお客様によるところが大きいと感じました。Dirbatoの中で工夫できることもあると思いますし、お客さんとの関係性に合わせて柔軟に変えていけるように感じました。
A:家庭によって役割分担の方法は違いますが、各家庭で一番ストレスがかからない方法を探すことが大事だと感じました。絶対的な方法論はないので、夫婦で話し合ってやり方を探していくのが良いですね。
G:同じグループの二人に仕事と子育て両立していますか?と聞いた時に、「両立している。」と回答をもらえた事が会社の仲間としてとても嬉しかったです。
家庭によって役割分担の正解は違いますが、それぞれの違いをこの座談会で話せて皆の中で気づきができたというのは非常に良い経験となったのではないかなと思います。また、座談会の中で次に繋げられるようなアイディアが出たのはとても良いことで、この活動を通してより良い会社を作ることを後押しできているなというのを感じました。
まとめ
「テクノロジーで世界に喜びを。」というミッションのもと、日々価値のあるITコンサルティングを世の中に提供しているDirbato社員。
仕事だけでなく、家事・育児についても様々な工夫と努力をしている様子が伺えました。手を上げれば自分で社内制度の立ち上げにも関われるのがDirbatoの特長です。
良い変化は積極的に取り入れていく文化が根付いており改善のアクションも早いため、こうした座談会をきっかけに社員ひとりひとりが意見を発信してより良い組織文化を醸成していけると良いなと感じました。