【座談会】中途入社して感じたDirbatoの文化

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     前回は、Dirbatoの設立初期に入社した社員を集め、Dirbatoの今と昔の変化ついて語っていただきました。今回は、現在の拡大スピードの中で入社した、入社1年前後の社員に、入社してから感じたことや驚いたことを伺いましたので、その様子をご紹介いたします。

交流の機会が多く用意されているため、繋がりをつくるのに時間はかからなかった。

     今回参加したみなさんが入社時にまず驚いたことは、業務外での交流機会の多さでした。Dirbatoには社内イベントや部活動、プロジェクト外の社員とチームを組んで意見交換ができるUnit Planなど、繋がりをつくれる機会がたくさんあります。

     「交流の機会が多いおかげで、入社してすぐに話せる相手ができました。他のコンサルティングファームですと、社員同士の交流が盛んなところは少ないので、相手がどんな人なのか、どんなスキルを持っているのか、分かりにくいことが多いと思います。Dirbatoの場合は、コミュニケーションをとる機会が多く、ES(組織開発チーム)が社員のスキルを把握してくれているので、情報の透明性があり非常に助かります。」

     今回参加した社員の1人は、業務で困ったことがあった際に、誰がその領域の知見を持っているかが分からなかったためESに相談してみたところ、すぐに知識がある社員を紹介してもらったそうです。その後、イベントなどで顔を合わせることもあり、相談したいときにいつでも質問ができるような関係性をつくれたと話します。

     また、チャット上での交流が多いため、顔を見たことのない社員と共通の趣味について語ることもあるようです。
     「ワールドカップを一緒に見るために、知り合いが知り合いを入れたチャットグループが作成されて、試合を見ながら様々な社員とリアルタイムでチャットし合っていました。」
     Dirbatoでは、イベントなどに参加することが少ない社員でも、全社員が投稿可能な部活動のスレッドで会話ができるようになっています。こうした機会を活用して、社員同士の繋がりをつくっています。

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個々の繋がりをつくるのと同時に、組織ごとの連携の必要性を感じる。

     個々の繋がりがつくれている一方で、プロジェクトや組織単位に目線を上げたときに、情報共有のできる場が少ないと感じるようです。その中でも、前職で自社サービスを開発していた社員は、環境ががらりと変わり、だからこそ気がつくポイントもありました。
     「プロジェクトごとに業務のやり方や文化は浸透していると思うのですが、それを横展開できる仕組みがあるといいですよね。自社サービスを開発していたときは、進め方の意思統一が社員同士でできていたのですが、現在はプロジェクト外の情報が入ってくることはなかなかありません。そのため、自分のプロジェクトの状態や進め方が健全なのかどうか比較しにくいと感じることがあります。」
     自身の携わっているプロジェクトだけでなく、他のプロジェクトの状況や、どんなプロジェクトがあるのかが知れると、今後どういったスキルセットが必要かを逆算して考えられるという意見が挙がりました。
     どういった仕事の進め方をしたらよいのか指標があると、自分だけでなく、後輩への適切な指導ができるのではないかと話します。
     Dirbatoでは、プロジェクトでの事例を全社員に発表するプロジェクト共有会を月に一度行うようになりました。こうした取り組みを少しずつ進めてゆき、個々の繋がりだけでなく組織ごとの情報共有の場を提供していければと思います。

  
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会社の成長のためにできることを一人ひとりが考えている環境

     現在、新卒社員の指導をする社員は、指導に対して強い責任感を感じているようです。
     「社会人になりたての新卒社員ですと、教え方次第で成長スピードは変わってしまうと思っています。そのため、自分が持っている知見を適切なタイミングで適切に伝えられるよう、気を付けて指導しています。」
     自分が新卒だった頃のことを忘れずに、新卒目線での指導ができるよう心がけていると話します。指導の仕方によって、成長を阻むことのないような研修づくりも必要だと考えられます。

     そして今回、Dirbatoの取り組みの一つであるプロボノ活動を新しく立ち上げた社員が参加し、話をしてくれました。
     「何度か社長やESへ企画を提案させてもらったのですが、何も聞かずに却下されることはありませんでした。討議を重ねた上で、優先順位を考えたらこっちの方がよいという結論になり、私も納得感を持って取り組めています。」
     Dirbatoへは、大きな裁量を求めて入社したと話し、入社時には社長が“経営層の1人として”という言葉を用いて、期待していることを話してくれたそうです。実際にやりたいことを何度か提案しており、最終的に現在進行中のプロボノ活動の立ち上げに至りました。

     Dirbatoは急速に拡大し続けておりますが、発展途上の部分があることは確かです。未熟な部分があるからこそ、社員一人ひとりの影響力も大きいです。社員が会社の成長には何ができるかを考え、提案し、実現することでDirbatoの発展につながると改めて実感する座談会でした。

監修
小河原 尚代
株式会社Dirbato(ディルバート)
コンサルティンググループ パートナー

大学卒業後、大手SIerに入社。その後、日系総合コンサルティングファーム、外資系金融企業に参画。DX推進、プロジェクトマネジメントを得意テーマとし、DX推進の一環で、IT組織変更も多く支援実績を持つ。組織改革やシンプル化・自動化といった業務改革のマネジメント経験を豊富に有する。クロスボーダーな課題解決が求められるグローバルプロジェクトの責任者も歴任。2020年4月1日株式会社Dirbatoに参画。

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