【座談会】Dirbatoの文化とその変化

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設立5年目を迎えたDirbatoには、毎月様々なバックグラウンドを持つ方が多数入社し、規模を拡大しております。今回は、Dirbatoの設立から1年前後に入社した、比較的在籍期間の長いメンバーを集め、座談会を行ないました。昔と今のDirbatoはどう違うのか、また、Dirbatoはどういった文化だと感じるか、話を伺いました。

オフィス移転後、自由な雰囲気がうまれ、社員同士で話す機会も大幅に増えた。今はいつ行っても大丈夫という空気感がある。

     みなさんが一番雰囲気の変化を感じたのは、オフィスが移転したタイミングからでした。今回集まったメンバーがDirbatoへ入社した当初は、原宿でシェアオフィスを利用していました。部屋数が少なく、オフィスに行っても業務ができないことが多かったため、出社する人があまりいなかったようです。
     2021年2月、東京ミッドタウンへのオフィス移転でフロアは広がり、雰囲気もがらりと変わりました。いつでも誰でも集まれる拠点ができたことで、出社する社員も増加し、社員同士で顔を合わせる機会が生まれました。出社時にオフィス移転の1年後にはエリアが拡張され、働くスペースが増えたため、チームメンバーに会うときや、自宅で仕事がしにくいときなど、様々な場面で活用ができるようになりました。オフィスにいれば、誰かしら会話できる人がいるため、そこから気軽に話せる人が増えているようです。
     オフィスの移転・拡張に対して、「以前よりエリアが格段に広くなったので、社員は増加していますが、業務ができないということはありません。オフィスに行くといつも社員がたくさんいるため、そこで会話をすることも多々あります。また、フリーアドレス設計で、自由な空気感ができたように感じます。」と、話します。

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相談できる人が社内にたくさんいる貴重な環境なので、新しく入社した社員が困っていたら、社内の有識者を繋げる役目を果たしたい。

     現在、新しく入社してくる方ですと、最初からリモートワークになることが多いため、以前より社員のことを知る機会が減ってしまっていると思います。入社直後は、周りにどういった人がいるのか、誰に相談したらよいかすぐには分からないため、困惑することがあるでしょう。社内の専門的な知識を持つ人に相談することができれば、問題を解決できるだけでなく、様々な方と話をすることでナレッジの幅も広げ続けることができます。
     こうした状況の中、あるマネージャーは、「リモートワークですと、悩んでいることにすぐに気が付けなくなる可能性があります。現場で悩みを1人で抱え込まないよう、メンバーとはオンラインで話をする機会などを設け、相談しやすい環境づくりをしています。」と、現場で工夫していることを話してくれました。社内イベントや部活動に参加することが多いため、そこで社員との輪を徐々に広げ、現場社員と繋げることもあるそうです。
     入社したばかりの頃と比較して、新しく入社してくる人をフォローするマインドが醸成されたという方もおりました。「Dirbatoで長く過ごすうちに、新しく入社してくる方も気に掛けるようになりました。在籍期間が長い分、社内での繋がりを活かし、入社者の困りごとを見逃すことのないよう働きかけたいです。」と、会社の成長に対して主体的な感情が生まれてきたことを実感する社員もおりました。最初は、仕事の情報のインプットなど、自分のことで手いっぱいだった社員も、Dirbatoのことを知るうちに、帰属意識が生まれ、会社のために、新しく入ってくる社員のために貢献したいという気持ちが生まれたのではないでしょうか。

会社に馴染むことへ義務感を感じることなく過ごすことができる。イベントなどの活動に参加しない方へのサポートも行き届いているのは、Dirbatoのよさだと感じる。

     Dirbatoは部活動や社内イベントなど、様々な活動を通じて社員同士の繋がりを醸成する機会を設けています。参加を強制するものではないため、参加したい人は積極的に参加しておりますが、今回座談会に参加した方の中には一度も参加したことがないという方もおりました。その方は、Dirbato内の部署であるES(組織開発チーム)との会話で救われたことがあるそうです。
     「業務を行う中で、今後のキャリアに非常に悩んだ時期がありました。」と、当時のことを話してくれました。自身のキャリアの話を誰に相談するかでさえ悩んでしまったそうですが、第三者目線で悩みを聞いてくれるESの担当者が明確にいることで、思い切って相談ができたようです。
     そして、現在Dirbatoが扱っている案件にはどういったものがあるか、どういったキャリアを描いている人がいるのかを親身に説明してもらい、自分の目指す方向性が明瞭になったそうです。ES担当者からの、「自分だけで解決しようとしないで会社の誰かに伝えてほしい。必ず良い方向に動くようになるから。」というアドバイスが非常に印象深く、社員一人ひとりのキャリアについて、しっかり考えてくれていることを体感したようです。Dirbatoでの”人との繋がり”というのは、現場で働くコンサルタント同士だけではなく、コンサルタントを支えるコーポレート部門との連携がDirbatoの文化として確立し、体制も整ってきています。
     マネジメントを行いたい方、技術を磨きたい方、新たな社内制度をつくりたい方など、様々な思いを持つ社員がDirbatoにはおります。「本気でやりたい方には味方になってくれる文化があると思います。」と、社員の真剣な思いに対して、真剣に向き合ってくれる文化は以前から変わらないと感じているようです。

  
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最後に

今回は設立初期に入社した社員を集めて座談会を実施いたしました。以前と比べて違った空気感が生まれたり、新しく入社してくる社員への見方が変わったり、多くの気持ちの変化があったようです。しかし、他者を受け入れる姿勢、会社に馴染むことに強制感がないこと、意思を尊重してもらえることなど、Dirbatoの根底にある考え方や文化は、大きく変わっていないと見受けられました。
悩んだことがあったとき、自分だけで抱えこまず周囲に言える環境が整備されていることは、社員のエンゲージメントが向上し、会社全体の成長にも繋がります。そして、社員一人ひとりが会社に貢献するにはどうしたらよいかを考えるようになれれば、会社が躍進していく循環ができると考えます。

監修
小河原 尚代
株式会社Dirbato(ディルバート)
コンサルティンググループ パートナー

大学卒業後、大手SIerに入社。その後、日系総合コンサルティングファーム、外資系金融企業に参画。DX推進、プロジェクトマネジメントを得意テーマとし、DX推進の一環で、IT組織変更も多く支援実績を持つ。組織改革やシンプル化・自動化といった業務改革のマネジメント経験を豊富に有する。クロスボーダーな課題解決が求められるグローバルプロジェクトの責任者も歴任。2020年4月1日株式会社Dirbatoに参画。

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